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『 顔 』を見せるJC
〜 一人ひとりの責任ある行動がこのまちを変える 〜
■はじめに
近年我々を取り巻く環境は大きく変化してきています。人々の考え方や価値観も多様化する中でJC活動を行っていくならば、我々の存在意義を今一度考えなければならないのではないでしょうか。現在では様々なまちづくり団体が活動しており、「JCしかない時代」から「JCもある時代」へと変化してきているこの時代だからこそ、このまちにとって我々JCは何を求められているのかということを一人ひとりが真剣に考え、「JCだから出来ること、JCにしか出来ないこと」を見出し、我々の目指す「明るい豊かな社会」の実現に向けて率先して行動していかなければならないと考えます。1956年に発足し、2009年度で53年目を迎える(社)蒲郡青年会議所ですが、残念ながら、必ずしも多くの市民から愛されている存在ではないというのが現実です。「所詮、二代目のボンボン集団が・・・」などという妬みや批判を耳にするのも現実です。勿論全ての市民から愛されるというのは無理な話かもしれません。しかし一人でも多くの市民が「JCじゃなきゃダメだ」といっていただけるような団体でなければ存在価値は無いのではないかと考えます。
数年前より会員拡大が次第に困難なものとなり、会員数の減少が深刻な問題になっています。その為にも我々は今まで以上にもっと前を向き顔を見せ、何をしている団体なのかを自発的に且つ明確に見せ付けていく必要があるのではないでしょうか。そうした積み重ねが市民の理解をより深め、未だ見ぬ新入会員の心に届くと確信しています。
■会員拡大の重要性
前述でも少し触れましたが、近年青年会議所の会員数は全国的にも減少傾向にあり、その組織自体の存続が危ぶまれています。我々(社)蒲郡青年会議所もその例外ではありません。我々の団体はいくら志が高かろうと40歳になると卒業しなければならないルールがあります。これは組織の老化や活動のマンネリ化を防ぐという利点もありますが、メンバーが少なくなると活動力が低下するという欠点を持っています。会員が増えなければ運営は困難となり、事業規模は縮小せざるを得なくなり、地域社会からの認知度も低下していくという大きなリスクを伴います。
今後5年間を見据えた時、中核を構成するメンバーの大半が卒業を迎えており、大変厳しい現実が待ち構えています。また、公益法人制度改革が本格的に動き出す年でもあり、LOM存亡の危機に直面しているといっても過言ではないでしょう。これらを踏まえ、会員拡大は待ったなしの至上命令であるということを一人ひとりが強く感じる必要があります。
■次代を担う子どもたちのために
新聞やテレビニュースを見ると、毎日のように悲惨な事件が目や耳に飛び込んできます。戦後63年が過ぎた今、物質的、経済的には大変豊かになりました。しかしその反面、心の豊かさが失われつつあるのではないでしょうか。モノが溢れ便利になったその影で、親子の絆は深まるどころか浅くなる一方で、人と人との繋がりは希薄になり、いったい何が真実で、誰を信じれば良いのか判らない世の中になっています。どうしてこのような世の中になってしまったのでしょうか。
子どもたちの道徳心や公共心の低下が危惧されますが、その背景には我が子の教育に対して関心の薄い家庭や、躾の出来ない家庭が増加しているからではないでしょうか。
子どもをしっかりと育てていくためには、家庭での教育の重要性を認識する必要があります。ところが現実には子どもの教育は学校に任せっきりになっていないでしょうか。
生まれてきた子どもは、いきなり保育園や小学校には通いません。家族と共に家庭で育つのです。つまり、子どもにとって人生で初めての教師は、親や兄弟を含めた家族なのです。子どもの価値観は学校教育だけで養われるのではなく、家庭教育によって養われることも忘れてはなりません。つまり、親が何を伝えるかということが子どもにとって重要な要素であることを理解しなければなりません。子どもを教育していく親と、次代を担う子どもたち双方への教育が必要であると考えます。
教育というのは親から子に受け継がれていくものであり、子は親の鏡というようにしっかりと親が子に背中を見せていく必要があります。我々も子どもを持つ親と同じ世代の一人として、様々な面から教育、躾というものを考えなければならないのではないでしょうか。
■協働まちづくり
蒲郡市の市民憲章で「海と空を美しく みんなの力でまちづくり」とあるように、まちづくりはみんなで行うものだと思います。その中で我々が行うべきことは、市民意識変革運動を率先して行い、市民一人ひとりが自発的に参画するようにしていくことが大切であると考えます。「JCしかない時代」から「JCもある時代」と変化してきた世の中だからこそ、我々がリーダーシップを執り、NPO法人やその他多くのまちづくり団体と協働してまちづくりを進めていかなければならないと思います。このまちが抱えている問題は何なのか。あらゆる角度から見つめなおして考え、子どもからお年寄りまで全ての市民の笑顔が溢れるまちにすることが出来ればと思います。
■公益法人について
2008年は公益法人の改革元年でした。2012年度に社団法人格は撤廃される予定です。この5年間の間に「公益社団法人」か「一般社団法人」か、もしくは「解散」のいずれかを選択し、その対応をしていかなければなりません。この改革は公益法人団体の活動や会計に対し、現代の社会経済に相応しい開示性、公共性、透明性の高い仕組みの構築を目指して行われることが背景にあります。このため、公益社団法人格を取得するためには今までより高いハードルが設けられています。高いハードルとは、例えば「公益目的事業率が総支出の50%以上でなければならない」であるとか、「報告や検査を厳格に行う」、「詳しい情報公開」などであります。単純に考えることではなく、我々の存在意義は何なのか、何のために活動をしているのかなどということを全メンバーで徹底的に議論し、どこへ向かうことが望ましいのかという方向性を定めなければなりません。
最後になりましたが、歴史ある(社)蒲郡青年会議所第53代理事長として精一杯努力して行く所存でございます。皆様方のご支援、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
■活動方針
- 会員拡大
- 親と子それぞれの教育
- 市民参画型まちづくり
- 会員資質向上
- 青少年育成推進
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2009年度(社)蒲郡青年会議所 理事長  |
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