2007年度(社)蒲郡青年会議所
理事長     和田 行泰


 

戦後、日本の経済復興は目覚しいものがあり、勤勉な国民性を背景に、右肩上がりの成長を遂げ、今では世界有数の経済大国となりました。先人達は失った自信と誇りを回復するため、果敢に難問を克服し今日の平和で豊かなこの社会を築き上げて頂きました。私たちは、この平和な暮らしが永遠に続き、私たちの子供そして未来へ胸を張って受け渡せると錯覚してしまっています。今、我々を取り巻く社会環境は急激に変化しています。社会環境の変化と同様に行政、各企業の取り組み等も変化しています。そして混沌とした経済状況は、なかなか回復の兆しを見せません。我々青年会議所会員は経済人であり、社会人でもあります。取り巻く環境変化の中で、私たち自身が変化すれば、常によりよい生き方ができると思います。しかし、今私たちが変化に合わそうとせず、過ぎ去ったことに固執し、すがりつけば逆に悪い方向性に進んでいくと思います。よい時代、よい環境をつくりだすためには、まさに今、考え、知ろうとする努力、そして、知り得たことに挑んでいく勇気と行動力が必要です。我々は意識を変え、今何をすべきか考える時ではないでしょうか。青年会議所の目的に明るい豊かな社会を築き上げるとありますが、我々はJC活動の中で明確に目的に向かって行動しているでしょうか。我々メンバーがその変化の先を見据え、考え、志を持って行動することがJC活動の役割であると思います。何事にもあきらめずに勇気と情熱をもって積極的に明るい豊かなまちづくりを目指そうではありませんか。今一度原点に立ち返り、地域の中で何が出来、何をすべきかを考えなければならない時だと思います。

 

 

(明日の豊かな地域の創造に向けて)

今、私たちの永遠のテーマである愛するこの蒲郡を明るい豊かなまちにするためには、どのような事が問題で、何をしたら良いのでしょうか。まちづくりを考えるには、実態や本質を知り、このまちにしかない文化、習慣、風土、景観等市民自らがまちに愛情と愛着をもてるものを見つけ、色々な側面から夢を語り、市民皆で夢を現実にしていく事が大切であると考えます。また、高度成長がひとつの終焉を見た今後の経済活動において、接続可能な成長を創り出していくには、地域内の経済循環に重要性を感じていく必要があるのではないでしょうか。また、社会システムの変化に伴い、中央集権社会から地域主権型社会への移行、広域合併問題、財政問題等多くの問題を抱えております。これからは、まちの事は市民が決め、市民が責任を取ることが必要だと思います。我々は、これらの問題に取り組み、まちづくりの本質を見据えて明確な方向を見出し、広地域、市民、行政、企業と協働し、新しい社会システムを提言していく義務があると思います。

 

 

LOMの活性化)

近年、当LOMの衰退の要因に会員交流、会員減少が大きな問題と挙げられます。今後の青年会議所活動においての会員拡大は多くのメンバーの発想と原動力となり我々の夢の実現への力の源になると考えます。会員拡大は同じ志を持つ仲間を広げていくことであると同時に、我々青年会議所活動の魅力を見つめ直すことでもあり、組織を維持、運営するだけのものではありません。また、新入会員は青年会議所に入会して多くの仲間と出会い、ともに可能性に挑戦し、限られた時間や環境の中で精一杯取り組むことにより達成感や感動を生み、ひととひとを繋ぐ強い絆が生れ、心の支えとなって大きな自信に繋がり、我々の活動にも助長するでしょう。価値観の異なる多くのメンバーが出会い、学びあい、切磋琢磨し、我々メンバー一人ひとりが成長することがLOMの活性化に繋がるものだと考えます。

 

 

(青年経済人として)

我々は地域社会の発展を目的に、高い志をもつ青年経済人が集う組織であります。そしてそのほとんどが中小企業に属しています。昨今の低迷する経済状況の中、中小企業の活性化が取り沙汰されている現在、我々がまずすべきことは社会との調和を前提とした企業を創るひとづくりです。企業から求められているリーダーシップや経営者スキルの向上を図り、「公共心と経済効率性のある社会システムを創り上げていくひと」である「社会起業家」を目指し、青年経済人としての資質を高めていくことが、この地域に素晴らしい相乗効果を生み出し、明るい豊かな社会に繋がると確信します。

 

 

(次代を担う子供たちのために)

昨今、子供たちを取り巻く社会問題が深刻化してきています。少子化、核家族化の進展とともに、青少年犯罪の低年齢化、凶悪化が増加する背景には、戦後の経済至上主義により経済発展、物質的な物を手に入れた代わり、地域社会における人間関係がいつの頃からか希薄になり、我々日本人は「こころ」を失いかけている様に感じます。我々大人は地域ぐるみで倫理観や道徳心を育み、無限の可能性を秘めた次世代を担う子供たちを育成していく事業を推進していきます。

新世紀から数年を経て、今だ混沌とする社会の中で、我々は夢を抱き、自らを信じる力を失いかけています。今は、新しい時代への第一歩を踏み出す時であり、夢を語り、理想を具現化する青年を時代が求めている時です。その抱く夢への思いが強いほど行動出来、互いに熱く語りあうことが出来ると思います。そして、その夢に賛同し共鳴するひとの輪が波紋となってまちを形成し輝かせていくでしょう。そんなひとの輪の中心に我々蒲郡青年会議所はあってほしいと思います。

最後に歴史ある()蒲郡青年会議所第51代理事長として1年間という時間ですが、使命を尽くす所存でございます。皆様方のご支援、ご協力の程を心よりお願い申し上げます。

 

 

活動方針

まちづくり、地域活性化への取り組み

会員資質の向上

会員拡大

ふれあいをテーマとしたひとの交流

青少年育成事業の推進